ビリヤードをプレーしていて、手球からブリッジまでの最適な距離を考えたことはありますか。
漠然と撞いている人も多いと思われますが、実際のところはどうなのでしょう。
ケースごとに確認し、上達していきましょう。
1.手球とブリッジの距離が近い場合
まずは手球とブリッジの位置が近い場合です。
当然ながら、ほぼ近接しているようなケースはストロークもできず、ビリヤードになりません。
ここでは距離が10cmとしましょう。
10cmでもかなり近い距離で、スピードの早い素振りをすると思わず誤って撞いてしまいそうです。
ストロークがしづらくあまり良くない距離に思えますが、逆に考えるとどうでしょう。
ゆっくり素振りをして、撞点もしっかりと定めることができそうです。
手球とブリッジの距離をある程度短くすることによって、意識的にスピードを出さないショットを撞くことができます。
あえてキュースピードを抑えたショットをするときには最適な距離といえるのではないでしょうか。
2.手球とブリッジの距離が長い場合
今度は逆に、距離が長い場合を見ていきましょう。
30cmと仮定して進めます。
よほどの上級者やプロでない限り、30cmという距離は長すぎるといえます。
理由としては、ブリッジで固定している支点からの距離が長いため、撞点がぶれやすいことがあげられます。
撞点がぶれると当然ながら余計なひねりが加わるため、思ったようなショットができません。
メリットももちろんあります。
距離を長くとっている分キュースピードを速くすることができるので、ひねりで長く手球を走らせたい場合には有効な距離といえるでしょう。
この距離で撞くのは、キューが正確に真っ直ぐ振れるレベルになってからにしたほうがよさそうです。
3.通常のショットで最適な距離とは
通常のショット時に最適な距離は、上記でみた間の距離、つまり15cmから20cm程度といえるでしょう。
分かりやすい例だと、ビリヤードの球3個から4個といったところです。
撞点を比較的狙いやすく、キュースピードを遅くしても速くしても対応できる距離です。
意識してほしいのが、通常のストロークをしていてグリップを後ろに引いたときに、キュー先がブリッジの位置からだいぶ余ってしまっているときです。
現在のあなたのフォームは手球とブリッジの距離を余計に取っている証拠ですので、その分手球とブリッジの間隔を縮めて最適な距離を保つようにしていきましょう。
いかがだったでしょうか。
ビリヤードは確認して意識することがたくさんあるスポーツです。
手球とブリッジの距離を意識することも上達へのステップとなりますので、今一度自分のブリッジの距離を見直してみましょう。