ビリヤードの中でも高等技術の一つ、ジャンプショット。
正しいフォームを身につけてジャンプショットを成功させてみましょう。
ブリッジについて
スタンダードブリッジしかやって来ていない人は、キュー尻を高く上げるのが困難と思われます。
この際ですからフォームとともにフィンガーチップブリッジをマスターして上達してしまいましょう。
親指と人差し指以外の3本の指先をカメラの三脚のように台に立てます。
人差し指は中指に添え、人差し指の第2関節と第3関節の間に親指の第1関節をあてて隙間なくくっつけてください。
親指を人差し指につけると自然と親指以外の4本の第3関節が「くの字」に曲がります。
すると、親指と人差し指の間に溝ができるので、そこにキューを乗せてください。
ブリッジの高さを稼ぐには親指以外の指の「くの字」の角度を緩くして手の甲を垂直に近くしていってください。
これでフィンガーチップブリッジの完成です。
4.フォームについて
フォームについては、通常の構え方と大きく異なります。
ジャンプショットのための短い専用のキューを使うので、ブリッジとグリップの間を短くしなければなりません。
ブリッジを台にセットしたら通常のショットと同じように狙いをつけます。
その際、ストロークをしやすいようにブリッジを構える方の肘を手羽先のように折り畳み、キュー尻を上げるための懐を深くとるようにしてください。
狙いをつけたらスタンスを狭めてかがむように前重心にし、キュー尻を上げていきます。
可能な限り通常のショットと同じように、顎の下をキューが通るように構えてください。
グリップする手は手首に力が入らないようにし、そのままキューの重みを感じながらストロークしてください。
背が低くてジャンプに必要な高さを稼げないプレーヤーもいると思います。
グリップ側の肘を背中側に引いてサイドストローク気味にショットすることも可能ですが、真っすぐ振る練習をしないとジャンプするたびに手球に回転がかかってしまいますので注意が必要です。
3.ダーツショットについて
どうしても高さが稼げずサイドストロークも真っ直ぐ振れないという人には、ダーツショットがおすすめです。
ブリッジは同じくフィンガーチップブリッジでかまいません。
グリップ側は、キューを逆手に持ち替えて親指と人差し指の間に挟むようにしてあてがってください。
シャフトをできるだけ目線の下の来るようにして手首の上下だけでストロークするようにしてください。
腕全体でストロークをするとキュー先がラシャまで突っ込んでしまいラシャの破損につながり、ビリヤード場とのトラブルのもとにもなるので気をつけましょう。
手首のスナップだけで手球に向かってダーツの矢を投げるようにショットしてください。
いかがだったでしょうか。
ジャンプショットを上達させるには、軽くストロークできるフォームを形成することが大事です。
自分ではできていると思っても、イレギュラーなフォームなのでビリヤード仲間にチェックしてもらうのも良いかもしれません。
頑張っていきましょう。