ビリヤードには、当然ながらキューを使います。
そして、初心者はおそらく、店に置いてあるレンタル無料のキュー(ハウスキュー)を使用することが多いのではないでしょうか。
しかし、これからビリヤードを始めるといった初心者ですら、その上達の為にはすぐにマイキューを買うことをおすすめします。
1.キューはそもそもどんな特性があるのか
キューを使わないとビリヤードは出来ません。しかし、そもそもキューによって、具体的に何が変わってくるのでしょうか。
1.キューの「まっすぐ」さ
キューは、手球を狙ったところに向かって撞く道具なので、限りなくまっすぐでないといけません。
キューは木製で、木というのは水分を含んでいるので、水分が徐々に抜けていく過程で、曲がる(反る)ことは多々あります。
2.キューの太さ、重さ
キューは、見た目以上にその太さ、重さが一本一本違います。
これは、どの太さや重さが良いということではなく、単なる違いです。
これも木製なので、一本一本に違いが出るのは当然です。
3.キューのしなり方
今後ビリヤードが上達してくるうちに、手球のど真ん中以外を撞き、手球に回転をかけることが増えてきます。
その際、キューのしなり具合で、どのくらいの回転が手球にかけられるかが変わります。
2.なぜ初心者でもキューを買うべきか
上記キューの特性を踏まえて、なぜ初心者でもキューを買ったほうが良いかを考えてみましょう。
それは、毎回同じキューを使うことが上達には欠かせないからです。
ハウスキューは、たくさんの人が使いますし、その見た目もほとんど同じようなものばかりなので、同じビリヤード店で撞くにしても、同じキューを毎回選ぶことはできないでしょう。
これでは、同じように手球を撞いたつもりでも、手球が前回と違う動きをした時に、その理由が自分の撞き方のブレによるものなのか、それともキューの特性の違いによるものなのか判断がつかないのです。
特に初心者は、その原因を自分の撞き方のブレと決めつけてしまうことが多いようです。
3.安いキューでも問題なし
おなじキューで練習をする、ということを考えれば、そのキューは決して高価なものでなくも構いません。
キューの値段も様々で、安いものでは1万円前後のものから、高いものですと新車が購入できるレベルのものまであります。
少なくとも、そういった高価なキューは初心者には不要です。
安くても、同じキューを毎回使うことによって、自分の撞き方、フォームのブレをなくしていきましょう。
ブレをなくすのにも、それ相応の時間がかかりますが、ここは基本中の基本なので避けられません。