ビリヤードの厚みとは、手球と的球の重なりの所を言い、この厚みは、角度によって、変わってきます。
その厚みの見方をマスターすれば、角度を極めることができますので、是非、覚えてください。
1. イメージボールを描きましょう
まずは、イメージボールを思い描くことが大事です。ポケットからのライン上にある的球の後ろに実際に、ボールを置いてみましょう。
イメージボールとして置いた的球と狙う的球を手玉から見てみましょう。
重なり具合がわかるはずです。その重なりぐらいが厚みといいます。
置いた、イメージボールの所に、手玉を持っていくことが出来れば、間違いなくポケット出来ます。
2. 厚みと角度を理解しましょう
手球と、的球の重なり具合、つまり厚みによって的球の進む角度が変わります。手玉と的球がポケットまでの一直線上にあれば、2つの球は完全に重なり合うということになります。
この状態は「厚み1」と言います。重なりが半分の時は、「厚み1/2」といい、真上から見ると、的球と手玉の中心の角度はちょうど30°となります。
これで、当ると、的球は30°で進むことになります。厚みを覚えることで、進む角度を覚えることになるのです。
3.厚みの見方を覚えましょう
良く使われる厚みと角度だけでも覚えておくと厚みも見方を理解するのに便利です。
・厚み1=0℃
・厚み3/4=15℃
・厚み1/2=30℃
・厚み1/4=45℃
・厚み1/6=60℃
と60°までは覚えてください。
理屈では、的球と手玉をかすらせることが出来れば、90°で進むこととなりますが、かなり難しい角度と言えます。相当、難易度が高いので、出来れば避けたいショットです。
0°~60°ぐらいまでの5つの厚みを覚えて、イメージボールの厚みを想像できるようにしてください。
その厚みの見方をマスターすることで、その角度がマスターできれば、練習でも本番でも、自在に的球を入れることが出来るようになるでしょう。
4.厚みの見方のまとめ
実際、ボウラード、ナインボールも含め、ビリヤードゲームをする上で、厚みの見方をしることは確実なショットと同じくらい大事な要素です。
練習を積み重ねることで、イメージボールを確実に描き、確実なショットをマスターすることで、ビリヤードの上級者へ近づいてください。