ビリヤードの数あるゲームの中で最もポピュラーなものはナインボールですが、ナインボールはコールショットではありません。

しかし、練習時にコールショットを取り入れると、上達に役立ちます。

コールショットとは何でしょうか。


1. コールショットとは

コールショットとは、手玉を撞く前に「何番」の球を「どこ」のポケットに入れるという宣言をしてから撞くことです。

指定した番号以外に先に当たる場合はもちろん、違うポケットにポケットした場合もファール扱いになります。




コンビネーションショットや、バンクショットの場合も同様で、例えば「3番、サイドバンク」といった風にコールします。

このルールは、フロック(偶然ポケットすること)により勝敗が決まってしまうことを防ぐ目的で設定されるルールで、当然ながらノーコールショットの場合よりも難度が上がります。

また、コールショットの場合はすべてのショットに関してコールするのが基本ルールですが、ブレイクショットだけは例外です。

尚、ルールが難解なことで有名な14-1ラックというポケットビリヤードのゲームがありますが、このゲームの場合はブレイクショットもコールショットの対象です。


2. コールショットを採用しているゲーム

コールショットを適用しているゲームを紹介します。

まずは、ナインボールと同じくらいメジャーなゲームである8ボール。

8ボールの場合は、最後の8番のショットの時のみコールショットです。

次に、最近9ボールに取って代わって最もメジャーなゲームになりつつある10ボールです。

このゲームは、ルールが9ボールに非常に似ており、的球の数が増えることと、それによりラックのカタチが少し変わること、9番ではなく10番を落としたほうが勝者になる、ということ以外は殆ど同じルールです。

しかし、最も大きな違いはコールショットで、これにより9ボールより難度の高いゲームになっています。

続いてボウラードです。

ボウラードは日本発祥のポケットビリヤードゲームで、日本ではプロテストで採用されているゲームです。


3. コールショットでないゲームもコールショットで

ナインボールは、コールショット制ではありません。

しかし、フロックによる勝利を回避するために、練習時にはぜひコールショット制を取り入れて練習しましょう。

また、初心者に適したカットボールというゲームも同様に、初心者の頃からコールショット制を採用しておけば、フロックによる勝ちがなくなります。

そうすると、あまり考えずにとりあえず強く撞いて球が長く走ることを期待する、といった、あまり上達に発展的でないショットも減ります。