ビリヤード場で練習する時間が少ないので、家でも何かしらの練習をして上達したい。
そんな人におすすめなのが、ペットボトルを使った素振りの練習です。早速練習方法を紹介しましょう。
1. 練習環境について
NBA(日本ビリヤード協会)のルールブックによれば、台のラシャ面の高さは750mm~800mmと定義されています。
この高さに合うテーブルが用意できれば最高ですが、雑誌や本などを積み上げて同じくらいの高さに調整するのもありです。
また、タップの直径はルールブックで14mm以下と規定されています。
ペットボトルはというと、現在、一般的なものは内径が約28mmということなので、素振りの際にタップの直径以上キューがぶれるとペットボトルの口に当たってしまうという計算になります。
また、ボールの直径は 56.5mm~57.2mmと決まっていますので、台から30mm弱程度の高さがちょうど手球の真ん中辺りということになります。
ペットボトルの口の中心がそのくらいの高さになるのが理想です。
あとは、キューが振れるスペースと、できれば全身が映る鏡ですね。
これだけ揃えば満足のいく素振りができると思います。
2. 練習方法
テーブルに角形のペットボトルを横向きに置いて、自分の方に口が向くようにします。
蓋は外しておいてください。
あとはペットボトルに向かって構えて、開いた口にキュー先を出し入れするだけです。
とても単純ですが、フォームが固まっていない初心者には意外と難しく感じられます。
はじめはブリッジとペットボトルの距離を狭めてストローク短めで素振りしましょう。
それでも口に当たってしまう人はそもそもキューを出す方向が違っているので、構え直してみましょう。
それでも当たってしまう人は振る方の腕が極端に内側や外側に折れていないか、手首が内側に巻き込んでいたり、外側に反ったりしていないか鏡でチェックしましょう。
慣れてきたら、徐々にストロークスピードを上げて何度振ってもペットボトルにかすらないようにストロークの練習をしましょう。
その後はブリッジとペットボトルの距離を離していき、同じように口に触れないように素振りしましょう。
前方に壊れるようなものがなければ、そのままペットボトルを撞いて飛ばしてみるのもいいでしょう。キュー先からペットボトルが抜けるまで当たらなかったら大成功ですね。
いかがでしたでしょうか。
ビリヤード場に通う時間があまりない人は、キューの感覚をなくさないことが大事になります。
家で地道に素振りをすることも上達に欠かせない立派な練習ですので、手を抜かずに頑張りましょう。