上から撞き下ろされたキューによって強烈なスピンがかかるマッセ。

ビリヤードをよく知らない人が見ても、きれいに描かれるマッセの曲線は美しいですよね。

少しでもマッセができるようになりたいプレーヤーのために上達のための練習方法を紹介します。


1. カーブの練習

まずはカーブショットから練習を始めましょう。

カーブショットも広い意味ではマッセに含まれますので、基礎練習としてうってつけです。

短クッションの真ん中のポイントから球2個分ほど浮かせた位置に手球を配置します。

レールの上でフィンガーチップブリッジを組み、キューを傾けるように構えてください。




撞点は右でも左でもよいですが、あまり端を撞くとキューミスにつながりますので注意してください。

そのままストンと撞き下ろしてください。

右の撞点を撞いた場合、いったん左に飛ぶものの、手球にかかる斜め右回転とラシャとの摩擦により右に戻っていきます。

斜め右回転がラシャとの摩擦でなくなると、あとは惰性で前進し曲がりはなくなります。

これがカーブショットです。

キューの角度や撞点、力加減などで曲がり方がかなり変わります。

まずはこのカーブショットでキューを上から撞き下ろす感覚を養ってください。


2. マッセの練習

カーブで感覚を養ったらいよいよマッセの練習です。

手球を短クッションに近い2ポイントにセットします。

その際、ビリヤード場においてあるブレイクショット用のザブトンを敷きましょう。

キューを逆手に持ち替え、キュー尻を上に持ち上げます。

親指の付け根と人差し指の第2関節と第3関節の間でつまむようにキューをグリップし、親指以外の指は軽く握るようにしましょう。

構える位置は耳の後ろあたりで、角度は70°程度にしましょう。

ブリッジはスタンダードブリッジのように親指と人差し指で輪を作り、ほかの指はブリッジを固定するために台から20cm程度のところで衣服をつかんでください。

まずは、手球半径1/2、上から見て4時のあたりをこつんと撞いてください。

くれぐれも手首のスナップだけでストロークしてください。

腕全体を使ってストロークするとラシャを破る恐れがあります。

撞いた結果手球が大きくカーブして右コーナーポケットあたりに向かっていけば成功です。

キューとラシャの下のスレートに挟まれた手球の圧力が感じられればマッセの感覚がわかってくることでしょう。


回数をこなす

あとは、この感覚を覚えて、撞点、角度を変えて数を撞くことですが、あまり台上の同じ場所で撞くのはお勧めできません。

マッセはラシャに少なからずダメージを与えますので、場所を変えてあげてダメージを抑えるようにしてください。

また、練習するときはビリヤード場の店員にマッセの練習をしたい旨あらかじめ断っておいてください。

思わぬトラブルのもとにもなりかねません。

マッセの撞き出し角度は人により感覚が違うものなので本人のプレーに依ってしまいますが、一つ言えることは無理な力加減でのマッセは絶対にしないことです。

専用のキューがあるくらいマッセは特別な技術ですので、軽く曲げるくらいのマッセ以上に上達したい場合はキャロムビリヤードのお店に行きプロや店員の適切な指導のもと練習してください。