ポケットビリヤードの1/2や1/4の厚みに比べて、それほど重要視されていない1/3の厚み。

確かに割り切れない数であり、正確な角度が出せないために解説している文章を見たことがありません。

1/3の厚みとはどのような厚みでしょうか。これを読んでビリヤード上達の一助になればと思います。


1. 1/3の厚みとは

厚み1/3とはどんな厚みなのでしょう。

厚み1/3とは手球が的球にヒットするときにプレーヤーから見て重なる部分が球の1/3あるという意味です。

厚み1/3でヒットした後、的球はどこへ向かうでしょうか。




1/3は無限小数なので正確な角度は出せませんが約40°と覚えておいてください。

具体的には、狙いたいコーナーポケットの反対側の長クッションのサイドポケットを超えた一つ目のポイントの手前球1個分とコーナーポケットを結ぶライン上に的球、その的球と長クッションに平行なライン上に手球がある場合です。

または、対角線上のコーナーポケットを結んだ線上、短クッションから2ポイント、長クッションから1ポイントに的球、短クッションから3ポイント、反対側の長クッションから0.5ポイントの位置に手球を置くとちょうど40°になります。

この1/3、構えてみるとけっこう薄く感じますが怖がらずに練習していきましょう。


2. 練習方法

具体的な練習方法です。

上記にあるような配置をセットします。

簡単で撞きやすいと思う配置で結構です。

厚み1/2の時のように明確に狙い点があるわけではありませんので、はじめは入れるのに苦労するかもしれませんが、よく見るいやな角度のフリになっていることに気が付くでしょう。

1/3の厚みは割り切れないことからも嫌な感じを人に与えるのかもしれません。

1/3のライン、対角線のラインを反転させれば反対の振りの練習もできます。

入れが安定してきたら、1/2の時と同様に手球にも目を向けてみましょう。

いやらしいフリなので、まずは入れに重きを置いて、徐々に手球を気にしていけばいいです。

同じように芯の撞点、上の撞点、下の撞点をそれぞれ撞き比べてみて、どのように手球のアクションが起きるか勉強してしまいましょう。

手球と的球の分離角は90°ですので、プレーヤーから見ると50°の方向に手球は分離していきます。

配置によってはスクラッチのコースをとることもあると思いますので、その時に引くか押すか試してみて自分ならどちらが不安なく撞けるかを感じるのもよいでしょう。

いかがだったでしょうか。

1/3の厚みには明確な基準がなく、1/2と1/4の間だからこの辺だ、と思って勢いで撞いてしまいがちですが、そういうときこそしっかり厚みの確認をしましょう。

厚みがわからなくなったら1/3はあくまで目安だと思って、40°より厚いか薄いかで判断していってもよいと思います。

不安なく撞けるようになるには若干時間がかかるかもしれませんが、これをマスターしてしまえばまた一歩ビリヤード上達といえるのではないでしょうか。