ポケットビリヤードの競技の特徴は、「手球を撞いて的球をポケットに入れる」ことです。

これが主眼であり、ほかの要素はすべてそれに付随するものです。

ポケットするための厚みの取り方には基準となる厚みがあり、それを覚えているだけで上達の助けになります。

その一つがタイトルにある1/2です。


1. 1/2はどんな厚みか

厚み1/2とはどんな厚みなのでしょう。

厚み1/2とは手球が的球にヒットするときにプレーヤーから見て重なる部分が球の半分あるという意味です。




厚み1/2でヒットした後、的球はどこへ向かうでしょうか。

複雑な計算はここでの主題ではありませんので省きますが、的球は手球の進行方向に対して30°に分離して進みます。

具体的には、狙いたいコーナーポケットの反対側の長クッション7ポイント(対角線上のコーナーポケットの1つサイドポケット側のポイント)とコーナーポケットを結ぶライン上に的球、その的球と長クッションに平行なライン上に手球がある場合です。

この1/2を、さまざまな角度の厚みを測る基準として理解し、練習していきましょう。


2. 練習方法

具体的な練習方法です。

上記にあるような配置をセットします。簡単で撞きやすいと思う配置で結構です。

厚み1/2と言われても手球の位置まで目線を落として重なり具合を見ないとわからない、という方もいるかもしれません。

簡単に狙える方法があります。撞き出すキューの方向を的球の端に向けるのです。

そうすると、ちょうど厚み1/2の位置で構えられるはずです。そこから芯の撞点を撞いてポケットしていきます。

始めは入ったり入らなかったりを繰り返すと思いますが、狙う点は的球の端ただ一点だけなのでしばらくすると安定してポケットできるようになってきます。

1/2のラインを反転させれば反対の振りの練習もできます。

疲れてきたらしっかり休んで、ビリヤード場を見渡して上級者のプレーを見て集中力を取り戻しましょう。

入れが安定してきたら、ほかの部分にも目を向けてみましょう。

この際ですから手球がどこに向かっていくかもしっかり確認しておきましょう。

的球はしっかりとキューを出せていれば自動的に入るはずですので、芯の撞点、上の撞点、下の撞点をそれぞれ撞き比べてみて、どのように手球のアクションが起きるか勉強してしまいましょう。

手球と的球の分離角は90°ですので、プレーヤーから見ると60°の方向に手球は分離していきます。

配置によってはスクラッチのコースをとることもあると思いますので、その時に引くか押すか試してみて自分ならどちらが不安なく撞けるかを感じるのもよいでしょう。

いかがだったでしょうか。

繰り返しますが、ポケットビリヤードにおいて1/2の厚みはフリのある球の基本となるショットです。

体に染みつかせて不安なく撞けるようになれば一歩上達といえるのではないでしょうか。