ビリヤードは、腕や肘を使ってキューをストロークし手玉を撞きますが、その動きに関して、腕や肘だけでなく、体全体に気を使わなければいけません。

その基本中の基本ではるスタンスについて見ていきます。


1. スタンスとは

スタンスとは、ビリヤードのフォームにおける足の位置を指します。

上級者やプロですら、スタンスのバリエーションは広く、万人に向けてただしいというスタンスはありません。

それは、体の大きさや柔らかさがひとりひとり違うからです。




上達の為には、自分に合ったスタンスをたくさんの練習を積むことによって自分で見つけ出す必要があります。


2. スタンスの例

とはいえ、典型的なスタンスもありますので、紹介します。
尚、利き腕が右という設定での説明となります。

まず、上から見た時に、キューの真下に右足があり、左足は右足から左斜めに45度の線上にあるというスタンス。

右足と左足の距離は肩幅よりも少し広いくらいが一般的ですが、膝を曲げるかどうかによってこの幅も変わります。

向きですが、両足ともキューに対して右に45度傾ける人が多いようです。

また、左足のみをキューと同じ方向に向けるスタンスもよく見かけ、この場合はつまり、右足と左足の向く角度も45度になります。

45度と書きましたが、この数字はもちろん厳密なものではなく、大まかな基準です。

人によっては、右足と左足を結ぶ直線がキューに対して90度近い人もいますし、逆に0度に近い人もいます。

前者の場合は前後の動きに対して不安定になり、後者の場合は横の動きに対して不安定になります。

つまり、ブレイクショットなど体を前後に大きく動かすときには、45度よりも少ない角度にした方が安定します。

また、どんなスタンスの時でも、つま先立ちというのはあまり例がなく、かかとまでしっかりつけている場合がほとんどです。

両足とも、かかとまでしっかりと地面につけたほうが安定感は良いでしょう。


3. スタンスと重心

スタンスは様々ありますが、これに対し重心に関してはほぼ一致しており、キューの真下です。

重心のある足のことを軸足と呼びますが、上述したような一般的なスタンスでは、右足がキューの真下に位置するので、重心が右足にくるように構える、つまり軸足が右足になる、ということになります。

稀に右足がキューの真下にないタイプのスタンスの人もいますし、そのスタンスでも自身でしっくりきていれば全く問題ありませんが、その場合でも重心はキューの真下に来るように工夫しましょう。


4. スタンスの最重要点

スタンスに限ったことではありませんが、ビリヤードで最も大切なことは、力が入っていないリラックスしたものになっているかどうか、です。

一般的なスタンスであっても、変な力が入っていたらNGですし、一般的でないスタンスでもリラックスしていれば問題ありません。

練習時に様々なスタンスを試してみて、どのスタンスが自分の体にあっているかどうか探してみましょう。

最適なスタンスが見つかったら、常にそのスタンスで撞き続けることが上達の鍵です。