ボウラードとは、ビリヤードとボウリングの複合語で、ビリヤードにおけるゲームの一種です。
一人でも出来るので練習にも最適ですし、自分の実力をはかるスコアとしても使えます。
実際に、ビリヤードのプロテストはこのスコアを基準に合否が決まります。
ボウラードの進め方を見ていきましょう。
1. ボウラードの始め方
ボウリングと同じく、的球10個を使います。
ラックもボウリングと同じでフットスポットにボウリングでいうところの1番をおいて、的球を組みます。
的球の番号は特に気にする必要はありません。
この状態で、手玉をヘッドライン内の任意の位置に置いてブレイクして開始します。
2. ボウラードの進め方
ブレイク後は、手玉を的球に当ててポケットしていきます。
ポケットする順番は決まっていませんが、ショットする前に、その都度何番の球をどのポケットに入れるかを宣言しなければいけません(コールショット)。
ブレイク後、ミスするまでに入れた球の数が、ボウリングでいうところの1投目のスコア、そのミスから次のミスまでに入れた球の数が2投目のスコアです。
ここまでで、ボウリングでいう1フレームが終わりで、これを10回繰り返します。
1フレーム内で、一度もミスすることなく全ての球をポケットしたらストライク、一度しかミスせずにすべての球をポケットしたら、スペア、ということになります。
スコア計算方法も、スペア、ストライクも含めてボウリングと同じです。
つまり、最高スコアは300点ということになります。
3. ボウラードのスコアの目安
このように、ボウリングとかなり似通ったゲームですが、スコアの目安はかなり違います。
ボウリングの場合だと、ある程度の初心者でも100前後はいきますが、ボウラードで100前後はB級に相当し、初心者よりはかなりレベルの高いプレイヤーと言えます。
ちなみに、プロテストでは、男子がアベレージで210点以上、女子がアベレージで140点以上で合格となります。
ボウリングのスコアと照らし合わせると、いかにプロテストの基準が高いかがわかると思います。
4. ボウラードのテクニック
最後に、ボウラードのスコアをあげるテクニックを一つだけかいておきます。
それは、ブレイクをあまり強くしない、ということです。
ボウラードは上述したと通り、順不問のコールショットですので、入れやすい球、出しやすい球から攻めていけば良いということになります。
どの球でも良いのならば、的球同士は、適度に離れているくらいの方が、ネクストがしやすくなります。
当然、あまりにも弱すぎると、トラブルだらけになってしまいます。
そのため、ボウラードではラックをしっかり組むことが非常に大切です。
各的球に隙間が出来ないようにラックを組めば、最小限の力で程よく割れるブレイクが撞けます。